IT営業職をやめた理由(20代/女性)

私はIT企業にて営業職をしていました。
周りは男性ばかりで女性社員は私一人。激務でした。会社の近くにマンションを借り、夜中まで仕事をしてタクシー帰宅するのは平均午前3時すぎ。化粧もとらずそのまま倒れるように数時間睡眠し、また出勤という日々を送っていました。もちろん出勤時間は朝一です。システム変更や障害発生など、深夜対応や休日対応も日常茶飯事です。
事務作業などの雑務からお客様対応まで幅広く行わなくてはならず、精神的にも肉体的にもしんどいと感じる様になりました。もちろん、やりがいはありましたので仕事に打ち込んでいましたが、心のどこかでこの生活はいつまで続くのだろうか、と悲観的に思うようになりました。同世代が次々と結婚していき専業主婦となっていったこともあり、そんな姿に憧れることもありました。ある休日、友達と楽しく出かけていた私に一本の電話がなりました。「システムダウンしているのですぐに来てほしい」というお客様からの電話です。休みなので、エンジニアもすぐにはつかまりません。お客様からは怒りの声。上司に相談するも、投げやりで「なんとかしろ」の一点張り。もう無理だと思いましたが、とりあえず、私服でしたがそのままお客様の元に伺い状況を確認。周りの友達は今頃楽しく遊んでいるのになぜ私だけ・・・と、もう涙がでかかっていました。運良く私の知識のみでその場をおさめることができたのですが、これから先退職までこんな日が続くのかと思うと、ぞっとしました。
そんな中、私も結婚をしました。ですが、仕事は継続していました。仕事も家庭も両立するのが理想的だという周りの意見に押され、続ける事にしたのです。もっともっと仕事も頑張ろうと思いました。
年が明けた春、新入社員が入社。私は教育係になりました。
かわいい後輩とやりがいのある仕事。私はやる気をみなぎらせて日々の仕事をこなしていました。
そんな中、複数の社員が退社しました。突然でしたので、後任者も見つかっていませんでした。とりあえず残っているメンバーで抜けたメンバー分を補わなくてはならない。
でも抜けたメンバーは1人ではありませんでしたので、与えられていた予算は倍近く膨らみ、抱えるクライアント数も倍増。加えて新人教育。もう発狂寸前と言っても過言ではなかったと思います。
結婚と同時に家を購入したため、会社から家が遠くなり深夜タクシー帰宅が出来なくなりました。そのため会社に泊まる日が一年間続いていました。夫とは週末ほんの数時間しか顔を合わせず、会話もほとんどありません。冷戦状態となり、結婚2年目にして離婚寸前になってしまいました。
仕事と家庭の両立。これは今の私にとっては無理なんだと思い、夫と相談の上、退職を決意しました。退職後の現在は、事務職で働いています。

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